〜Kazeeのブルペン待機〜3

NPO FIELD OF DREAMSコラム第3弾

元、ヤクルトスワローズ矢野和哉(kazee)の野球人生をスポーツライフスキルの観点から
見つめ直しています。

 

 

≪ウォームアップ②≫

 

私が本格的にオーガザナイズドスポーツに触れ合ったのは、中学校野球部への入部でした。隣町小学校で有名な先輩と一緒にプレーできる心ワクワク感と、野球部の名物トレーニングに耐えることができるかどうか、自分自身への期待と不安溢れるものでした。

有名な先輩はキャプテンになり、ハードな練習メニュー、守備体系・連携プレーも監督の指示のもと先輩が組み立て、チーム全員一丸となれる一体感が生まれました。さすがリトル・シニアに所属している選手は違うなと思ったものでした。

 

「フリープレーの草野球」で育った私にとっては、負けてたまるかという気持ちとシニアリーグというチームに好奇心を持つ機会でもありました。

 

「シニアリーグに所属しなくとも、無名の中学校にもいい選手がいるんだ!」

って言われるように頑張る。それが、シニアに所属していないチームメイトの合言葉でもありました。

個人のパフォーマンスは負けない。

先輩には走力・遠投力・打力は負けないぞ!

 

しかし、ある日の校内持久走で、いつもトップを走っていた私でしたが、小さな野球部の田中君が私を追い抜しそうになったのです。

信じられない!あいつが、、、

 

友達に聞くと「田中は毎朝ランニングやってるそうやで!」

私は、「えっ!朝のランニングってそんなに足速くなるのか・・・?」

「あいつが出来るんやから、俺もできるわぁ」

それが、私のトレーニングに対するの本格的な目覚めでした。

 

朝のランニング、それは私のパフォーマンスを伸ばし、負けじ魂を育んだトレーニング、その後の高校での過酷な練習に耐えることができたのも、毎朝のランニングの賜物でした。

 

「田中が早くなるんやから・・・」

「あいつができるんやから・・・」

「ランニングすると足が速くなるんや・・・」

 

その思い込みが、トレーニングの興味とトレーニングの行動を引出し、その行動結果が私のモチベーションを上げ、野球というスポーツ通じて、苦しい練習を楽しさに変換できるスキルを身に付けたと思います。

<モチベーションマネージメント>学習理論

あるきっかけ(先行条件)により行動を引出し、行動後の行動結果によりその行動を増減させる(ABCモデル)

 

【先行条件】→【行動】→【行動結果】→【先行条件】

 

先行条件(動機付け因子)

〆切り、知識、目標設定、指示命令など

行動結果(継続因子)

実感や褒賞、評価など行動中/行動後に起こる結果

 

Kazeeは小学生の頃に『フリープレー』で物事を自分達で決めて自分達で審判し責任を持つことを学び、中学生で『オーガザナイズドスポーツ』で勝つための正しい方向性を学び、その中で自己効力感を高めることができ、上手くなるためには「~しないと悪いような気がする」というような、継続するための動機付け意識を持ち始めたといっていいでしょう。