〜Kazeeのブルペン待機〜4

≪ウォームアップ③≫

トレーニングすれば、上手くなるんだ!

それを肌で感じることができたKazeeだが、
何するにしても100%の力で練習していたことで、
体力も筋力もメキメキと上達する一方、
むちゃくちゃな“力任せ”の自己流フォーム
効率の悪い投球が日に日に身体を蝕んでいきました。

中学3年生の秋、友達と受けた報徳学園のセレクション、
中学校では速い方の脚力は普通のレベル、
自信をもって投球した球も先輩捕手には軽々捕球され、
初めて自分以上の人たちと自分を比較することができ、
トレーニングの重要性を改めて実感したのもこの時期でした。

当時のトレーニングというのは走ることだけでしたが・・・

そのような中、報徳学園に入学して3ヶ月間はボールを持たずに走るだけ、グラウンド整備だけの厳しく辛い練習でした。
走ることの重要性を認識したことで、厳しい走るだけの単純練習にも耐え抜くことができ、

そして腕を少しだけ長持ちさせたように思います。
肘は休養をもらい、下半身は強化され、ボールを投げ始めてしばらくすると、
以前よりも球の質も変わり速くなっていました。
しかし、100%投球は変わりませんでした。

球速も増し練習では先輩との力の差がなくなって、1年生の秋から背番号をもらい、地区大会から投げること出来ました。
でも、格下の相手でも自己流のピッチングフォーム、アーム投げ特有のリリースポイントが不安定な投手だったため、
球が速いがコントロールが身体の疲労によって左右される内容でした。

体幹の不安定さが、しなりのない棒状のアームでは、体幹のブレがそのままリリースポイントのブレになるのでした。
良いピッチングと悪いピッチングが繰り返し続き、精神野球の報徳学園では悪いピッチングの原因は気持ちの問題。
気合が足らないからまた全力で投げる・・・

その繰り返しが続きました。

Kazeeの“コミュニケーションタイプ分析”では『サポータータイプ』

【サポータータイプ】
感情表出が多く、自己主張が弱い人を援助することを好み、協力関係を大事にするタイプ。
周囲の人の気持ちに敏感で気配りに長けている。
一般的に人が好き。人から認めてもらいたいという欲求が強いのも特徴。

【コントローラー】
感情表出が少なく、自己主張が強い。
行動的で、自分が思った通りに物事を進めることを好むタイプ。
過程よりも、結果や成果を重視する。リスクを恐れず、目標達成に邁進する。
他人から指示されることを何よりも嫌う。

【プロモーター】
感情表出が多く、自己主張が強い。
独自のアイディアを大切にし、人と活気あることをするのを好む。
好奇心が強く、楽しさこそ人生と思っている。常に影響したいと思っている。
飽きっぽいところがあり、一つのことを達成したり持続するのが苦手。

【アナライザー】
感情表出が少なく、自己主張が弱い。
行動の前に多くの情報を集め、分析したり、計画を立てたりするタイプ。
物事を客観的に捉えるのが得意で、完全主義的なところがありミスを嫌う。
人との関わりは慎重で、あまり感情を表に出さない。

精神野球で培った気力・体力には自信はあったが、肘の負担は“気合い”ではどうにもならず、
【サポータータイプ】の人から認められたい、周囲の人の気持ちに敏感になるあまり、
肘に痛みがあってもチームのために投球することを選択したのでした。

Kazeeは、『怪我した選手の心理』の負のサイクルに突入しました。

【否定】→【怒り】→【消沈】⇒【認識】→【積極性】

肘の痛みを感じて始めて、【消沈】から【認識】せずに【否定】に戻り、
その繰り返しを投げることが出来なくなるまで続けてしまします。

“自己認識”することの重要性を「知る」「気付く」ことが出来なかった。
「休む勇気」を持つことも知らなかった。

でも、上手くなりたい、試合で打者を抑えたい、その気持ちは常に持ち続けました。